魚種限定解除。ベテランライトゲーマーなら聞いたことがあるだろうこのフレーズ。
今から10年…いや15年も経ってしまったでしょうか。今も活躍されるメーカー·ブリーデンさんが打ち出したキャッチコピー「魚種限定解除」。
当時20代半ば。あの頃の僕を知っている者ならたぶん分かると言えるほど、本当に寝ずに釣りをしていました。
もちろん働きながらのため、釣りは週末·祝日がメインですが、スキを見ては平日でさえもフィールドに出向き、年間釣行200日以上だけで少なくとも3~4年は続けていました。
釣行回数だけなら珍しくはないでしょうが、
いつもの習慣で小一時間やって帰る…というスタイルではなく、意図せずにも1回1回が内容がとにかく濃かったことが現在の自分に繋がっています。
そしてその当時、ライトゲーム界を牽引していたのがブリーデン。(以下敬称略)
エギングとともに、ブリーデン愛用者は”ブリーダー”と呼ばれるほど人気メーカーで、何よりその発信力がとてつもなく、ライトゲームではレオンさんを含むスタッフ陣の動向がトレンドになるほどの絶大な影響力でした。
「ボトムワインド」、「ドリフト」、「軽量ジグヘッド」、「巻かない釣り」など今では一般化した呼称、テクニックを提唱したまさにオピニオンリーダー。
その頃勤めていた釣りメーカーの社長と、ブリーデン社長と交流·ビジネス取引があったこともあり、ブリーデン社長のパワフルさと手の届かない貫禄(超高級車で来社とか笑)にリスペクトしたものです。
そんな最先端を実践したくて、上手くなりたくて日々下積みをしていた時のこと。
ブリーデンから次なるキャッチコピーが登場。
それが”魚種限定解除”。
その提唱の意味を本質的に理解できたのは15年後の今になってしまいました。ブリーデンが先に進み過ぎていたのか、僕自身が未熟だったのか。
前置きが長くなってしまいましたが、今回取り上げるのが”ライトチニング”。
以前から使われている言葉かもしれませんが、レベロク的にカテゴライズすると、ライトゲームタックル(メバリング·アジング)で狙うチヌ·キビレゲーム。
当然ながら近年盛り上がりを見せるフリーリグやチヌトップなどを否定する気はまったくありません。
コンセプトは、「お手持ちのライトゲームタックルをそのまま、もしくはちょっと工夫して、型や数にこだわることなく手軽にチヌキビレと遊ぼう」ということ。
今シーズンはこのライトチニングだけでなく、
ライトゲームタックルを流用しワームでハゼを狙ったり、ワームでサヨリを狙ったりと、ライトゲームの可能性を色んなターゲットで試みています。
これは自然発生的な部分も多く釣りをしている中で、以前から偶然に釣れてしまっていた魚種が、偶然ではなく再現性があるのではないかという探求心から生まれました。
メバリング人気の低迷と、サイズ狙い的にも行くとこまで行ってしまった感のあるアジング。
それら”も”やりつつ、何かオモロイターゲットおらんかなー…的なノリでピックアップし、深掘りしていった、またはしていこうとするゲームがこれらです。
これぞまさに”魚種限定解除”。
現代ではブリーデンが提唱した頃よりさらにタックルが進化し、ライトタックルはより繊細に、よりタフになりました。
そしてコロナ禍を経てより明確になった「楽しみ方の多様性」の社会。
“魚種限定解除”。
今になってその意味がようやく理解できました。
ブリーデン、今もリスペクトっす✨
ライトチニングなどの具体的な釣果は今後更新していきます。
【徳島ライトチニングタックル】
ロッド:⭐️BladeSensor711M #海峡ドライブ プロト⭐️ (SALTYBRAVE)
リール:イグジスト2508PE
ライン: X8-PE0.3(SQUIDMANIA)⭐️
先糸:Lハード (TORAY) 3号+リーダー:ショックリーダーSMOKE SHIELD 2.5号(SQUIDMANIA)
ジグヘッド単体リグ:レベロクマスタッドヘッド2g(ジグヘッドマニア)
ワーム:ラリー1.4in·神バナナカラー、ピンテールシャッドII1.8in·神バナナカラー、リトルリッピー(ドミクラフト)
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